Matsutora Photo




Shikoku Japan

Kohaku Blog

  Photographed by Matsutora
in Ehime Pref. on 26th July 2012

マジック書道を考えてみました。
サクラメントの大学で書道に興味がある学生が多くいたのですが、
だからといって気楽にその指導を引け受けることは難しいです。
というのは道具が全く手に入らないのです。
筆もなければ、書道用紙もありません。
昨今の日本は百円ショップで筆も墨も下敷きも全て売っています。
525円あれば書道用具がそろいます。
サクラメントにも日本の有名な百円ショップがあります。
店も小さいのですが、書道用具も売ってなかったですね。
何本かの筆をみんなで譲り合って交互に使ったらどうなのか、
というご意見もあるかと思いますが、
筆は歯ブラシと同じで他人には貸さないものなのです。
もし貸すのであれば、あげる気持ちで貸さなければならないのです。
書をされる方ならば誰でも知っていることなのですが、
自分の筆の穂には自分の癖がインプットされているのです。
その筆を他人が使えば新たに別の癖をインプットすることになるのですが、
筆の穂は非常にデリケートなので
その新たなインプットに応じることが出来きず壊れてしまうのです。
穂先が割れた筆を使ったことがあると思いますが、
あれが典型的な壊れ方です。
とにかく、どうにかして学生に書道を体験させてやりたいので、
どうしたらいいかを考えていました。
そこで行き着いたのがマジック書道です。
アメリカの学生の一人ひとりが、
どこでも安価で簡単に手に入るものといえば
マジックにコピー用紙(A4)だからです。






世界初のマジック書道です。






このマジック書道は海外で書道用具がそろわない地方では
有効ではないかと思います。
楷書や行書や草書の違いも練習することが出来ます。





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