サクラメント滞在写真集 ��
Seson 2
Photographed by Matsutora in California on March 2nd 2013
南ユバ川
カルフォルニアの乾燥地帯については何度となく言及してきたが、
同州には豪雪地帯のシエラネバタ山脈がカリフォルニア州の東部を縦貫している。
シエラネバダ山脈はロッキー山脈よりも高く
米国本土(アラスカ、ハワイなどを除く)で
最高峰のホイットニー山(標高4,418m)もある。
「シエラネバダ」とは、
元々、スペイン語で「雪の掛かった山脈」という意味である。
この山脈の大量の雪解け水があるからこそ
カルフォルニアの人々が生きていけるのである。
シエラネバタ山脈からは無数の川が流れ出ている。
サクラメントのアメリカ川もその一つである。
今日は南ユバ川（州立自然公園）に行った。
これはポイゾンオークと呼ばれる北アメリカに固有の落葉の潅木だが、
接触性皮膚炎（かぶれ）を起こす。
日本のハゼやウルシ以上に強力で厄介なようだ。
またツタのようなポイゾンアイビーというのも同様の接触性皮膚炎を起こす。
ところで、米国の山で恐ろしいのは植物だけではない。
チックといわれる小さな虫にさされると、
ライム病といわれる厄介な病気にかかる可能性が高いのだ。
チックはいわゆるダニの一種である。
このダニは体の表面に張り付き、潜り込む。
２４時間以内に取り除かないと、ライム病にかかる可能性がある。
聞いた話だが、山にこもっていたのでチックに喰われたのを放っておいたら、
このライム病にかかってしまった。
このライム病は本当に厄介な病気で、今の段階では完治しないと言われている。
また専門医を捜すのも非常に難しく、
人によって症状も違うので、診断も難しいそうだ。
知人の義弟の場合は、発熱、関節の痛み、体のだるさがもう何年も続き、
それらが定期的に襲ってくる。
この２年くらいは肝機能の状態も悪くなり、
肝移植が必要な状態になるかもしれないと言う。
但し、この肝臓の状態が、ライム病と関連があるかどうかは、
まだはっきりわからないが、彼の状態から考えて、
おそらく無縁ではないだろうと言われたそうだ。
とにかく、米国での野山歩きは気をつけてください。
©2013-2023 KOHAKU BLOG. ALL RIGHTS RESERVED.