Produced & Photographed by Matsutora
ワット・ラシャオロッス王立学校
平成26年7月12日
バンコク市のジョムトン地区にある学校。
インターナショナルな学校として知られている。
「ワット」は「寺」で、「ラシャオロッス」は「王子」の意味だそうだ。
つまり、王子寺学校ということになる。
この学校はバンコク都西部地域の高校日本語教育のセンター校になっている。
登校前の生徒や職員。
この春、福井工業大学と姉妹提携をしたことを伝える垂れ幕。
制服
玄関脇にあるオブジェ
仏教系の学校なので校庭に仏塔がある。
校舎
写真最上階の左端に外国語学科の職員室がある。
この階は英語教育の教室が並んでいる。
この階は中国語で、
この階は日本語になっている。
職員室の松虎のデスクです。インターネットはここから発信している。
体育館も校舎の廊下側も壁がなく開放的になっているが、
壁も通気穴を多数開けたものが多い。
聞くところによるとタイは台風がほとんどないのだそうだ。
台風よりも快適な通風性を考えた構造になっている。
伝統的な窓扉。
日本の観音開きの片方だけの扉を並べている感じだ。
昔の車の三角窓のように風を室内に送り込むのに適している。
扉の角度は自由に変えられるので眩しい太陽光も防ぐこともできる。
なかなか素晴らしい扉である。私は気にいっている。
アルミサッシの窓枠の教室もある。
将来はこのような窓だけになってしまうのだろうか?
アルミサッシの窓枠は通気性は劣るし、
眩しすぎる太陽は防ぎようがない。
確かに明るいが、室内の暗さは電灯で補うことができる。
窓枠の上部の2枚のガラスは
外側(上)と内側(下)の互い違いになって通風が考えられている。
ところでこの教室は日本と比べて何か足りないように思いませんか?
時間割も無ければ、クラスの展示物もありません。
実は、日本は生徒が自分の教室を持つという特異なシステムになっている。
こちらでは毎朝全校朝礼があって、
学年やクラス単位で連絡があるときには、その場でやってしまいます。
クラス分けもあり担任もいますが、
ホームルームの教室はありません。
また、清掃や草引きなども米国のように用務員がやってしまうので
基本的にありません。
自由意志ゆえに、すべての教室にあるわけではないですが、
正面に3つの額が架かっている教室もある。
左から、タイ国国旗、この学校の母体である王立寺院の建物と仏様、タイ国王と王妃。
校舎から隣の王立寺院の屋根がよく見えるが、
実はこの学校はこの王立寺院の付属学校である。
体育館兼講堂で毎朝7時45分から15分間ここで朝礼がある。
世界の偉人の彫刻がある。
アインシュタイン
パスツール
ガリレオとキューリー夫人ですね。
こちらはニュートン。
この学校は生徒数2800人で、
大半の生徒がここで朝食と昼食を食べる。
写真左側の端一列で何十種類も食事を提供している。
こちらは職員用の食堂である。食べるものは質も量も値段も生徒と同じである。
朝の6時から開いているので大変便利である。また値段も安い。
この料理は肉と野菜がたくさんついて20バーツ(1バーツ35円として約70円)である。
タイは物価は安いが、ここは学食なので更に安くなっている。
大変ありがたい。朝も昼もここで食事している。
卵色のものは茶碗こそないが茶碗蒸し。
味も香りも食管も日本の茶碗蒸しと100パーセント同じ。
海外で普通に食べられているもので、
100パーセント日本のものと同じというのは初めてだった。
レバーのようなものは、
鶏の血で作られているという。癖が無くさっぱりとした味わい。
授業後写真を撮ってくれということなので写真を撮った。
タイに来てよかったと思った。
図書館。
校内にあるラーマ3世の礼拝堂。ラーマ3世はこの学校を開校した王様である。
写真の人物は今学年に外国語学科に就任した教職員。
中央の女性(赤い服着用)は外国語学科の科長。
外国人はアメリカ人(男性)、ドイツ人(女性)と松虎。
1階がプール、2階は卓球場。
ハンドボール場
『農業』という科目もあって授業で野菜などを育てている。
写真は白菜の芽がでたところ。
鉄柵まで校章がある。つまりオーダーメイドだということになる。
放課後は正門近くに毎日20軒ほどの屋台が立つが、
これはタイの学校はどこでも見られる光景である。
学校帰りに買い食いをするのは全く普通のことである。
グーグルマップで見た学校。
左端にグランド、その横で小さく見えるプール、
中央が校庭を取り囲む校舎群、右橋が母体の寺院。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作
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