Produced & Photographed by Matsutora
メークロン市場
平成25年9月1日
ウォンウェイヤイ駅から汽車に乗ってメークロン市場に行った。
メークロン市場は田舎町の駅前市場に過ぎないのだが、
通過する汽車は1日に上下で6便という少なさもあって、
線路が通路になり、商品は線路脇まで並んでいる。
それらの市場にはテントが覆い熱い日差しから商品や買い物客を守っているが、
電車が通過するときには、走行に障害となるテントや商品台は一斉に動かされる。
まれに見る奇異な市場であるが、
近年、この光景が世界中で話題となり、いまや世界の観光地になっている。
ウォンウェインヤイ(Wong Wian Yai)駅
プラットフォムに食堂がせり出している。
切符を買った。1時間10分乗車するが、10バーツ(約35円)だ。ずいぶん安い。
ウォンウェイヤイ駅から
メークロン駅(メークロン市場”Maeklong Market”と同場所)に行くには、
ウォンウェイヤイ駅(始発駅)からマハーチャイ駅(終点駅)まで行く、
そこから川を船で渡って、バーンレム駅(Banlaem STM,始発駅)まで歩く。
つまり川に橋がないのである。
バーンレム駅から1時間半ほど乗車すればメークロン駅に到着する。見取り図。
乗り込んだ列車は偶然グリーン車だった。
この列車に乗るにはさらに15バーツ(約52円)必要とのことだったが、
一般列車の座席はプラスチック製(硬座)で冷房は無い。
このグリーン車はソファーのような席(軟座)ですわり心地がよく、
冷房が効いているので、この車両を選んだ。
グリーン車は松虎一人だけだが、一般車両は立っている人もいる。
街を通り抜けて、
駅を通過して、
列車は走る。
ここも駅。
洪水を意識した高床式住居。この住宅は上等のほうだ。
このような住居もある。右側が、リビング兼寝室。中央が台所で、左端がトイレ。
幼子を連れた若い夫婦が住んでいる。自分たちで作った大草原の小さな家である。
お父さんが30才前後で若いので、今後の発展を大いに期待している。
マハーチャイ駅(Mahachai STN)に到着した。
この駅も車両と商店が接近している。
駅を出て、
商店街(左側)を進む。
このゲートをくぐれば、
船着場だ。
ここから対岸に渡る。
船が来た。折り返し運転をしている。船賃は3バーツ(約10円)。
船に乗り込んだ。
乗船時間は3分ほど。もう対岸に近づいた。
下船すると、バーンレム駅に行く標識がある。英語で書いてあるのがありがたい。
ここは漁村だ。海産物のにおいが充満している。
以前も紹介したが、花びらや葉を折って花を作る。なかなかいいアイデアだと感心した。
バーンレム駅(Banlaem STN)
一緒に列車待ちをしていたタイ人の女性が写真撮影を買って出てくれた。
メークロン行きは1日3便。
12時10分の便に乗ることにした。乗車時間は1時間40分だ。
やっと列車が入ってきた。
今度はマレーシアの若い女性たちが写真を撮りましょうかと申し出てくれたので
ありがたく撮ってもらったが、一緒に撮るべきだった。
いくつかの駅を通過して、メークロン市場に到着した。
沿道の外国人観光客のカメラの放列がすごい。これが一番びっくりした。
メークロン駅 Maeklong Staion
先ほど列車で走ったばかりの線路上にある市場。
食用カエルの串焼き。
マレーシアの女の子たちとまた偶然会った。写真撮りましょうかと声をかけてくれた。
安い!
市場を通り抜けた。
改めてこの市場について説明しよう。
次からの4枚は同じ位置から同じ場所を撮ったものである。
左下のプラスチック製の3段重ねのかごに注意。
1分ほどでこのようになる。
列車が入ってきた。
もう一つ別の側も見てみよう。左手前のお姉ちゃんの赤い服に注目。
無事通過中。
市場の外観。
帰りはミニバスに乗る。
70バーツ(約245円)と高いが、バンコクまで1時間10分で結ぶ。
以前ご紹介した戦勝記念塔(Victory Monument)の高速道路高架下が
ミニバスの基地になっているようだ。
この緑の看板が目印だ。
ここからならメークーロン市場に1時間弱でいけるが、
やはり時間がかかっても片道は汽車で行くことをお勧めする。
戦勝記念塔(Victory Monument)。
メークロンから帰ってくると、バンコクはなんて綺麗な大都会なんだと思った。
参考:タイの線路上マーケット(Youtube)
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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