
Produced & Photographed by Matsutora
市場、スーパー、百貨店
平成25年雨季取材
バンコクでの普通の日常生活を記録するために、
市場、スパー、百貨店、高級百貨店を取材した。
このような市場が地内のあちこちに出現する。
朝だけやっているところもあるが、多くは夕方から店開きして9時過ぎ頃までやっている。



バナナは小型の種が人気が高い。25バーツは87円くらい。

果物の王様として知られているドリアン。
椰子の実のように硬い殻で覆われているが、そのうえ硬いとげもある。

ドリアンはにおいも強く、殻も固いので中身だけを買う人が多い。
一個買っても、日本の魚屋のように裁いて実だけをパックに詰めにしてくれる。
より黄色がかって、そっと触ってみるとたらこのようにやわらかいのが美味いが、
例外もあるにはある。また、硬いものはまったく美味くない。
ドリアンは当たり外れの大きい果物ではある。
この価格は旬の価格で安い。30バーツは105円くらい。

ランブータン

ランブータンはナイフなどで切り目を入れて、押し出すようにすると皮がむける。
淡白で甘みがある。タイとマレーシアに自生する果物。

ドラゴンフルーツ。サンカクサボテンの果実である。
実が白いものと赤いものがあるが味は同じ。

果物の女王といわれているマンゴスティン。
日本で買うと一個280円位する。ジャガイモ色の見た目の悪いほうが美味い確率が高い。

平均的な卵売り場。ピンクはピータン、白はアヒルの卵、少し汚れた白はカイケム
(塩水につけて塩辛くした卵:おかゆなどと一緒に少しづつ食べると美味い)、
茶色はニワトリの卵。色によって商品わけしている。


お惣菜売り場。
日本風に言えば、ご飯も味噌汁も漬物もおかずもデザートもみんな売っている。



このようにナイロン袋に入れて、ご飯も味噌汁も漬物もおかずもデザートも買って帰る。
量は好きなだけ売ってくれる。自宅で食事を作らないことが多いそうだ。
自分で作るよりも安く付くそうだ。

市場ではいろいろなものを売っている。携帯電話やCDなども売っているし、
散発屋や刺青屋まであるところもある。

100バーツ(350円)で買ったが、

使用三日後。最初の1日ですでにはげ始めた。





ドラえもん寿司もある。

こちらはピザ屋さん

たこ焼きもある。たこ焼きは、ラーメン、寿司とともにタイの日常食になっている。

1個5バーツ。これで25バーツ、87円くらい。

これは東京焼きというそうだ。
タイで市場は大変人気があって活気がある。
野菜や果物なども市場の方が新鮮で安いというが、確かにそうだ。
テントを張っただけの簡素な施設なので場所代の安さが値段にも表れるようだ。
写真には撮っていないが、屋台もたくさんあるので、
お惣菜を買って帰らなくとも、その場で食べることもできる。

こちらはビッグCというタイでは有名な普通のスーパー。

スーパーや百貨店やショッピングセンターにはこのようなクーポン食堂がある。
スワンナプーム国際空港にもある。
クーポン食堂とは、食べる前にプリペイドカードを買う。
料理を注文したら、このカードで支払うが、
食べ終われば、またこのカウンターに戻ってきて、残金をもらう。
カードの有効期限は1日のみ。
回りくどいシステムであるが、
経営者から見れば店員の横領が防げるようだ。

これがプリペイドカード。いつも100バーツ(350円)入れる。

料理はこれらの店で作ってもらう。



これで35バーツ。122円くらい。


ほかの物価はどのくらいか。
これは松虎も使っているボディーソープ。153バーツ。535円。

トイレットペーパー。21バーツ。73円。巻きは小さい。

乾電池67バーツ。234円。

飲料水

水道水は毎日シャワーを浴びて、洗濯して、一ヶ月300円くらいと安いが、
飲むことのできない水道水なので飲料水は別に買わなければならない。
アパート近くのコンビにでも売っているが、コンビには高いのでいつもここで買っている。
これで48バーツ。168円。食堂などでも水は無料ではない。
学食で5バーツ、普通の食堂で10バーツ、
スパー内にあるレストランクラスで40バーツのところもある。
もちろん高級レストランになればさらに高くなる。
これらの飲料水代を含めると、水道代は日本よりもタイのほうがしっかり高いと思う。

コーラ24バーツ。84円。

このケーキは24バーツ。84円。

ドリアン99バーツ、市場では60バーツだった。

ブドウ75バーツ。262円。

お米(タイ米)5kg255バーツから195バーツ。892円から682円。

ジュース59バーツ。206円。

カッパエビセン22バーツ。77円。

チョコバー20バーツ。70円。

ポテトチップ29バーツ。101円。

ソフトクリーム9バーツ。31円。


豆腐(大)8.5バーツ。29円

日本にあるような形の豆腐。25バーツ、87円。

カップヌードルもUFOも一個300円以上する。

フライパン529バーツ。1851円。

靴399バーツ。1396円。
総じてスーパーは市場よりも高いが、日本の価格と比べれば割安感がある。
ただし、上の靴は松虎も買ったが買って2週間で左靴の左つま先の糸がほつれた。

さらに1週間して靴の下敷きが取れた。
お粗末な接着剤を使っているようだ。結局3週間で捨てた。
399バーツ。1396円。

249バーツ。871円。

13バーツ。45バーツ。

99バーツ。346円。これも靴同様にすぐ壊れる。
ジャンプ傘なのだが、ジャンプの勢いに耐えられなくて、
買って最初のジャンプで壊れたものもある。
うそのような話だが、3ヶ月で4本買った。
先日帰国したときに靴や傘は買って持ってきた。
タイの商品は安いようにみえてもそれなりの質なので、
水道代のように結果は日本よりも高くつくというものも多い。

ノートも縫製が悪くすぐに外れる。

セアームパラゴン。最高級巨大百貨店。
売り場面積は50万平米で日本最大の近鉄百貨店本店(タワー館とウイング館)の
7万7千平米を遥かに凌ぐ大きさである。
世界の有名宝飾店も軒の並べ御木本真珠店もある。
タイの経済発展は目覚しくインフレも激しい。
20年後には日本と同じ物価になるのではないかと言う人もいるくらいだ。
このセアームパラゴンはThe Mall(モール百貨店)グループの
アムプット財閥(潮州系華僑)が誕生させた。






御木本真珠店があるのにはびっくりした。
この店の真珠が買える富裕層がいるんですね。
















セアームパラゴンにクーポン食堂がお目見えしたのにはみんなが驚いた。
スーパーのクーポン食堂に比べると遥かに上等だが、値段はそれほど高くない。




セントラル百貨店。昔の日本で言えば三越百貨店。
タイの老舗百貨店。現在でもたいへん人気がある。
セントラル百貨店はセントラルワールドとともにグループの牙城である。
セントラル百貨店グループはチラーティワット財閥(海南系華僑)が経営し、
セントラル百貨店だけでなくBig C(オーストラリアと合弁)、
トップス(オランダと合弁)、ファミリーマート(日本と合弁)などを設立し、
前述のセアームパラゴンのアムプット財閥とともに
タイ流通界の雄として君臨している。
なお、セアームパラゴンやセントラルワールドのあるセアーム一帯は
王室財産管理局が所有している。




飾りの花はすべて本物です!




りんごも本物です。


球状の菊をはじめてみた!








くどいようだが、すべて本物の花だ。
特に女性客は大喜びで花と一緒に写真とっていた。





アメリカは中古品店や99セントショップや
ウォルマートのように生活費を抑えようと思えば抑えられるが、
日本はアメリカのように低価格の店が充実していないので、
それほど低く抑えられない。
タイは裕福な人も多いが、貧しい人も多く、
アメリカのように低価格で購入できる選択肢がある。
松虎の日ごろの言動からタイの物価は安いと思うかもしれないが、
普段質素な生活をしているのでそのように映るとは思う。
果物や米などタイで生産しているものは確かに安いが、
電化製品や工業製品は日本よりも高くなる。
また、日用雑貨では安くとも品が悪いので却って高くつくものも多い。
ガイドブックやインターネットで検索すれば、
タイの物価は日本の3分の1だとか5分の1だとか書いてあることもあるが、
質を考慮すればそのようなことは決してない。
いろいろな要因があって比較はしにくいが、
タイの物価は日本と比べて若干安いようだというくらいのものだ。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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