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ハシマ・プロジェクト
平成25年11月1日


「007スカイフォール」のロケ地にもなった長崎県軍艦島が舞台の
タイ映画の大看板が近くの大型スーパーにも上がり、映画も公開された。 
大看板は通常はハリウッド映画がよくやっているが、今回は珍しくタイ映画である。
ハリウッド映画を押しのけて、11月の最待望作品らしい。
早速見てきたが、結構面白い映画だった。
米国なら観劇後に間違いなく拍手していた。
映画はタイ語だが、英語字幕が入っているのでだいたいの内容はわかる。
軍艦島の正式な名前は端島というそうだ。
それで、この映画のタイトルは「ハシマ・プロジェクト」という。
ホラー映画である。
内容は、
映画学校を卒業するも就職先が決まらない五人の若者が、心霊スポットで撮影する。
ところがそのビデオがYoutubeで話題となり、有名プロデューサから声が掛かる。
彼らは心霊スボットとして世界的には有名な長崎県端島で
テレビ放映用のレボを撮影するように依頼される。
彼らは霊を信じていなかったので、喜び勇んで端島に上陸するが、
次々と怪奇現象にみまわれ島を脱出する。
しかし、1人の若者が
島で見つけた骨箱の中にあったプラティナの指輪を持ち帰えっていた。
そして、本当に怖い話になるのはここからだった。
悪霊に悩まされようになり、不幸はこの指輪だと気がついたが、
指輪は指にきつく食い込んでどうしても取れない。
結局薬指を切り落として、指輪を取った。
これで決着したかと思ったが、実はそうではなく、
一緒に橋島に行った二人の仲間が次々と悲惨な死を遂げた。
これは指輪を持ち帰ったからにちがないと思った主人公は
指輪を返しに一人で端島に行く。
「これを返せばいいんだろう」と叫びながら指輪を投げつけるのだった。
しかし、怪奇現象は治まらなかった。ひどくなる一方だった。
実は、最初彼らが端島に来た時に日本人の名前が羅列されていた壁に
彼らのうちの三名が自分の名前を落書きしていたのである。
その壁はその島で死亡した人の名前が記されていたのであるが、
彼らはなにも知らず、自ら死者の名簿に自分の名前書いていたのである。
すでに二人は死んだ、つぎは指輪を返しにきた彼の番だった。
彼も端島で悲惨な死に方をした。
これで物語は収束したかのように思われたが、もうひとつの怨念話があった。
実は、あの指輪の持ち主は、美穂という若い女性で、結婚の約束をした男性がいた。
その男性は美穂に婚約指輪を渡し、必ず迎えに来るといって島を出て行ったが、
二度と島には帰ってこなかったのである。
美穂は死ぬまでその男を待ち続け、霊になっても待ち続けていたのである。
今回島に来た五人の中に姿形のよく似た男がいた。
美穂はやっと彼が迎えにきたと思った。
彼女はその男を殺して彼岸で一緒になるのである。
映画のエンディングは三たび端島。
幽霊となった二人が一緒に佇んでいる。



セィアーム・パラゴンに映画を見に行った。 
 
セィアーム・パラゴンはバンコクを代表する大型超高級百貨店である。
世界の名立たる宝飾店が並んでいる。あの御木本真珠店もある。
バンコクの複合映画館はデパートや大型スパーの最上階にあるのが普通である。
 
その前に腹ごしらえしようと思って地価に行ったら、
なんと焼餅を売っていた。早速あんこ餅(55バーツ:約200円)を頼む。
 
あんこをサンドイッチ状に餅ではさむ。味はあんこ餅と同じ。
 
大阪ミルクティーという店もあった。
 
 
特設舞台では何かやっていた。上映までに間があったのでしばらく鑑賞した。
 
 
 
 
 
 
いよいよ複合映画館の階に移動。 
  
 
チケット売り場。地下鉄の切符を買うように、パネルタッチで購入する。
 
パネルタッチの画面
 
待ソファーも豪華。入場料もおしんのときよりも20バーツ(70円)高かった。
 
 
各映画館に向かう廊下。
 
予告編は「Ronin」をやった。
 
いよいよ、ハシマ・プロジェクトが始まった!
 
この五人が主な登場人物。
 
五人は端島に上陸したが、
 
怖くなって、
 
脱出した。
 
しかし、怖くなるのはバンコクに戻ってからだった。
 
 
中央の男性に美穂の霊が取り付かれている。
 






 琥珀ブログ  平成23年3月20日  初製作
 


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