Produced & Photographed by Matsutora

 
異教の寺院
平成25年12月21日


タイは仏教国であるが、仏教が正式に国教になっているわけではないそうだ。
南タイには昔からイスラム教徒が多数住んでいるので彼らへ配慮しているらしい。
シーク教、道教、ヒンズー教、イスラム教の寺院を訪ねた。



シーク教寺院。 
シーク教とはインドの北部で起こった宗教で
ヒンズー教とイスラム教が融合したような感じがする。
ヒンズー教と同様に輪廻転生を肯定しているが、カーストを完全否定している。
建物もヒンズー寺院のように壁面を極彩色の彫刻で覆うこともなく、
イスラム教のようなドームさえある。
信者も男性はアラビア人のようにターバンを巻いている。
日本では『インドカレー』や『インド人もびっくり』と
形容され時のインド人はターバンを巻いているが、
大多数のインド人はターバンは巻かない。
ターバンはアラビアで起こったイスラム教のものであるが、
このシーク教徒は例外的にターバンを巻いている。
日本で信じられているインド人はこのシーク教徒のインド人である。
 

 

 

一階は通路や広場になっている
 

 

 

2階は食堂。訪問者には無料のインド料理を提供している。
 

 

 

松虎は朝食後であったが、折角だから少しいただいた。
 

舌に優しく美味しかった。ここは食い放題だ。 
後から気が付いたのだが、寺院内で髪を見せるのは許されていないそうだ。
松虎は髪を丸出しだが、それをとがめる人は誰もいない。
そういえばターバンを巻いていない人は黄色のバンダナのようなものをしている。
このバンダナは入り口においてある。松虎は帰り際に気が付いた。
ここはまた食べに来たい。そのときは忘れずにバンダナをしよう。
 

更に階段を上って、
 

3階に行けば、結婚式をしていた。
 

ここも自由に見させてくれる。この腹の太さにびっくりした。
正に『日本人もびっくり』だった。シーク教徒は優しい人たちだ。
 

 

長老がお話をしている。
 

 

青いターバンの男性が新郎。
 

次々と祝福とご祝儀を渡している。
 

更に4階に行けば本堂がある。
 

 

5階は教室がある。
この階はタイ・シーク・インターナショナル・スクールになっている。
 

 

 

この寺院のお隣はインドエンポリアムというインド系百貨店になっている。
 

周辺の路地もインド物産を扱う小店がたくさんある。 
 

 

タイ人もそうだが、インド人も小物や衣服に宝石をちりばめるのが好きなようだ。
もちろんこれらは宝石ではなくてイミテーションではある。
 

 

突然大きな観音様が現れた。
 

 

仏教系であるが、タイのものかインドのものか聴かずじまいになった。
 

こちらは道教廟。タイには10人に1人は中国系であるので、
このような廟はあちこちこちにたくさんある。
 

 

こちらはヒンズー教寺院。
同じインドのものでもシーク教徒の寺院とは全く趣が異なる。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒンズー教寺院の近くに尖塔が見えた。
 

行ってみればイスラム教寺院(モスク)だった。
 






 琥珀ブログ  平成23年3月20日  初製作

  ©2011-2021 KOHAKU BLOG. ALL RIGHTS RESERVED.