Produced & Photographed by Matsutora
洗面所のスズメの巣
平成25年11月25日から平成26年3月13日
洗面所の窓の網戸の向こう側に枯れ草や枯れ枝が目立ってきた。
どうして枯れ草が入ってくるのだろうと不思議に思っていたら、
小鳥がせっせと運んでいた。思えば、
激しいスコールなどのときにはこの隙間でよく小鳥が休んだり眠ったりしていた。
もしかしたら、それらの小鳥達もこの窓枠の隙間で生まれたのかもしれない。
矢印の部分。目の前に巣を作っている。
次の写真はその反対側(表側)から見たもの。
浴室もそうだが、
一般の部屋や学校の教室も一部の窓はすりガラスが上下に互い違いになって
内外の空気が移動できるようになっている。
小鳥はその隙間を出入り口にしている。
吉田兼好が「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と徒然草で書いている。
家を作るときには、
夏の住みやすさを優先して作るのがよいという意味であるが、
タイの家はまさに夏の住みやすさを考慮したつくりになっている。
スズメはそこに目をつけたようだ。(平成25年11月25日)
あれから2ヶ月たつが子育てはしないのだろうか。(平成26年1月20日)
ほぼ毎晩眠りに帰ってくる。スズメってよく寝るんだな〜。
夜7時には寝ている。そして、朝6時でも寝ている。
松虎が洗顔したりしていると起きて飛び出していく。
こんなに目の前で見れるのは貴重ではある。(平成26年1月23日)
今晩は2匹で寝ていたが、一匹だけのこともある。
スズメが毎晩寝に帰ってきてくれるだけでもほのぼのとした幸福感はある。
最近、枯れ草(巣)の中で寝たり、
昼間でも枯れ草の中でごそごそしていると思って、
除いてみたら、なんと卵が3個あった!!(平成26年2月9日)
そして、孵化した。写真中央が孵化したスズメ。
肌色のかえるのようで目がカタツムリのように飛び出て、
目玉をくるくるさせる。写真は残念ながら目を引っ込めている。
(平成26年3月1日)
雛がいなくなったが、卵が一個残っている。(平成26年3月5日)
親鳥は雛が孵っていないときにはさほど神経質ではなかったが、
雛が誕生するとそれまで以上に過敏になっていた。
浴室を使わないわけにも行かず、細心の注意をして使ってはいたが、
結局雛はいなくなった。でも親鳥は寝に帰ってはくる。
(平成26年3月10日)
別の部屋の浴室の窓。
内側に電気が灯れば巣作りをしているのが分かる。
電気が灯ったのであわててスズメは外に出たのだろうか。
(平成26年3月13日)
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作
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