Produced & Photographed by Matsutora
ザモシチ旧市街
平成27年2月18日〜19日
OLD ZAMOSC
Feb.18-19.2015
人口7万人の小さな街であるが、
旧市街は世界遺産に登録された
イタリア・ルネッサンス様式の美しい街が残っている。
夕方に到着したのですぐに夜の帳が下りた。
旧市街地の中央広場(リネク)にある市庁舎
市庁舎前にはアイススケートリンクがある。
市庁舎に階段があるので、
上がってみることにした。
目の目にアイススケートリンクがある。
撮影時間は午後7時半ころ。
世界遺産の街であるが、観光客はほとんどいない。
人通りも極端に少ない。
リネクを囲むようにして建物が作られているが、
それらの建物のリネクに面したところは
イタリア建築特有のアーケードになっている。
イタリア建築特有のアーケード。
アーケードから地下道へ行く階段もある。
広場から南北東西に道が造られている。
やはり人通りは少ないが、人口の多いアジアからくると、
世界遺産ザモシチの全てを松虎一人に頂いたようで心も広々となる。
公共ベンチ
塀門があったので、覗いてみると、
集合住宅だった。
ケバブの店があったので入ってみた。
これがケバブ。
元々は中東地域の食べ物らしいが、
ポーランドでも大人気で庶民の手軽な食事になっている。
焼いた肉を削って、野菜などと一緒にひろべったいパンで包んだものである。
この店のカーテンもユニークである。
ポーランドのカーテンは商店でも個人の家でも斬新で豊富な種類がある。
これらのカーテンを見ていると日本のカーテンは単一的で面白みに欠けるように思えてくる。
翌朝、同じ広場。この市庁舎はルネッサンスとバロックが融合している。
後方の色鮮やかな建物は1585年にアルメニア商人が移り住んだもので、
現在はザモシチ郷土博物館になっている。
ポーランド貴族ヤン・ザモイスキの像。後方は旧ザモイスキ宮殿
ヤン・ザモイスキは若いころに感銘を受けたイタリアの景観が忘れられず、
イタリア人建築家を呼び寄せて、1580年に理想の街の建設に乗り出した。
旧ザモイスキ宮殿
現在は地方裁判所になっている。
法廷の場所を示す看板
ザモシチ大聖堂
以前の兵器庫を利用した兵器庫博物館。現在は大規模な改修中で閉館中。
この旧市街は
東欧初のイタリア・ルネッサンス様式の街であるが、
その上に七つの稜堡、三つの門、城壁、湖が
周囲を取り囲む防衛システムがほぼ完全な姿で残されている。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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