Produced & Photographed by Matsutora


ヤスナ・グラ僧院
平成27年3月12日
JASNA GORA

March.12.2015



ポーランド国民の約95%がカトリック教徒であり、
うち75%が敬虔な信者である。
ポーランド人の価値観や日常生活にはカトリックの信仰が根付いている。
史上初のポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ二世は絶大な尊敬を集めている。
ポーランドの中央南にチェンストホーヴァという街がある。
ここにあるヤスナ・グラ僧院は
ポーランドに住む人々の宗教的聖地、精神的なよりどころとなっている。
ヤスナ・グラ僧院は1382年創立、
1655年にスウェーデン軍がポーランドを侵攻した際に、
ワルシャワはおろかクラクフまでもが占領されるが、
ヤスナ・グラ僧院は最後まで陥落しなかった。
それは、この僧院にある聖画「黒い聖母(マドンナ)」がもたらせた奇跡だとされ、
その「黒い聖母」は守り神として今日でもたいへん篤い信仰を集めている。



チェンストホーヴァ駅
 

駅前通り。トラム(路面電車)が走っている。
 

何車両も連結されたトラムも走る。
 

車道、軌道、歩道が並んでいる。
 

この道を歩いていると、
 

ヤスナ・グラ僧院への参道に当たる。
 

チェンストホーヴァ博物館。
館前の彫刻はユゼフ・ピウスツキ元帥。ポーランド共和国の偉大な軍人政治家
 

聖ヤコブ教会
 

 

 

 

 

 

参道に沿って歩くとヤスナ・グラ僧院が近づいてくる。
 

聖母アリア教会
 

 

ハリナ・ポシフィャトフスカ。夭逝したポーランドの天才詩人。
 

シェンキュヴィチ。ポーランドのノーベル文学賞作家。
 

イェジー・ポピエウシュコ。
ポーランドのローマカトリックの司祭にして、「連帯」の擁護神父でもあった。
 

ヤスナ・グラ僧院
 

 

 

ヤスナ・グラ僧院を背に降り返って、今歩いてきた道を眺める。
 

 

僧院を取り巻くようにしてイエス関係の彫刻がある
 

 

 

 

 

ヤスナ・グラ僧院の尖頭部
 

 

 

ステファン・ヴィシンスキー。
ポーランドのカトリック教会の司教、枢機卿。
ポーランドと教会の自由と独立のために
ナチズムおよび共産主義に対して戦った功労により、
教皇ヨハネ・パウロ2世とともにポーランドの国民的英雄として尊敬されている。
 

ここから、いくつもの門をくぐリ抜けて僧院に向かう。
 

門に掲げられている絵画は、
この僧院で篤い信仰をもたらす「黒い聖母」のモザイク。
 

 

ここにも「黒い聖母」
 

 

 

 

 

ここにも「黒い聖母」が描かれている。
 

 

 

 

 

ポーランド王国及び現在のポーランド゙共和国の象徴「王冠を頂いた白鷲」
 

 

奥の門の向こう側に「黒い聖母」の礼拝堂がある。
 

よくみると、
 

ここにも、「王冠を頂いた白鷲」。
 

チャペル内部
写真中央奥の白い小四角形が実際の「黒い聖母」の絵画。
 

「黒い聖母」
福音書記者ルカによって描かれたと伝えられれている。
その後エルサレム、コンスタンチノープル(現在のイスタンブール)を経て
1384年にこの僧院に寄進されたという。
この絵には、聖母の顔に2本の線があるが、
フス戦争後期にフス派に傷付けられたらしい。
このことから、以降ポーランドに於ける愛国心の象徴とされ、
カトリック教派の拡大や被占領時の独立運動、民主化などに影響を与えた。
顔が黒くなっているのは、かつて僧院に火が点けられた時の煤で黒くなったらしい。
 

写真右上に「黒い聖母」が掛けられている。
とにかくすごい人気ではある。
 

ミサの途中であるが、後ろの席で見えない信者のためにモニターが設置されている。
 

 

チャペルの別室に掛けられている絵画。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

同建物内の別の礼拝場正面
 

 

 

背面
 

 

 

 

 

僧院内博物館
 

博物館内部。キリスト教関係の装飾品や昔の楽器などが展示されている。
 

 

 








 
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