Produced & Photographed by Matsutora
カトヴィツェ
平成２７年３月１２日 - １３日
KATOWICE
March.12-13.2015
ポーランドで第１０位の都市。
工業都市で観光名所はほとんどない。
カトヴィツェ市自体の人口は307,233人であるが、
ソスノヴィエツ (15位)、グリヴィツェ(18位)、ザブジェ(19位)、ビトム(20位)、
ルダ・シロンスカ(20位) 、ティヒ(26位) 、ドンブローヴァ・グルニチャ(27位)、
ホジューフ(36位)、ヤヴォジュノ (42位)などの
衛星都市を含めれば2,062,200人（カトヴィツェ大都市圏）にもなる。
カトヴィツェ駅
駅前にある「寿司道」
駅に隣接したカトヴィツェ・ショッピング・モール
駅前通り。トラムが走る。
HM（スウェーデンのアパレルメーカー。ユニクロの商売敵）の宣伝看板。
カトヴィツェだけでなく、
ポーランドのどの都市においても巨大な看板を設置して派手な宣伝活動をしている。
専属モデルはデヴィッド・ベッカム。
ポーランドではユニクロは見たことがない。
スペインのザラ (ZARA) は、結構な数の店舗数があって、HMを追っかけている。
競技場
アルタスは、125メートル、地上30階、2003年に完成。
完成当時は南ポーランドで一番高かった。
インテリジェントビルで、ホテル、カジノ、フィットネスセンター、
シネマコップレックス、レストランなどが入店している。
実物のアルタス
内部
寿司店もあるようだ。
カジノもある。
Casino City(http://www.casinocity.com/countries.html)によると
カジノはポーランド全土に４３ヶ所あるそうだ。
シネマコップレックス
上映中の看板。上階はフィットネスセンターになっているようだ。
シロンスク博物館
シレジア劇場
カトヴィツェ ホテル
一夜明けたカトヴィツェ ホテル
雨だった。
シレジア劇場
シロンスク博物館
この辺りは旧市街のど真ん中（リネク：中央広場）であるが、工事中。
競技場のそばも、
ベッカムの看板のそばも、
新リネクはこのようになるらしい。
ポーランドの多くの都市が、ＥＵ加盟後一新したが、
カトヴィツェは少し遅れて、現在大改造中のようだ。
アルタス
イェプフスタンツフ シロンスキフ公園
ジー・ジエンテクの像。地元の政治家。
カトヴィツェの地方評議会会長、シレジア地方知事、
カトヴィツェ知事、国家評議会副会長、国会議員などを歴任。
シレジア蜂起の記念碑
ヴァイマル共和国時代、シレジア地域はドイツ領にとどまった。
しかしドイツ系住民によるポーランド系住民への迫害が激化するにつれて、
ドイツ人至上主義に反発したポーランド系住民の民族意識が高まっていき、
シレジアのポーランド領への併合を求める住民による武装大蜂起が3度発生した。
（シレジア蜂起、1919年 - 1921年）。
Barと書いてあるが、食堂のことである。
カトヴィツェ・ショッピング・モール
カトヴィツェ・ショッピング・モールのベンチにて
おおぴらに抱擁するカップルがいるが、
若い人には恋を語る場所がないのだと思う。
屋外の公園は寒いし、ラブホテルのようなものもないし・・・・。
話は変わるが、
この国では公衆の面前で飲酒はダメなのだそうだ。
帰りの汽車に乗るまでに時間があったので
コンビニで買ったビールを駅前のベンチに座って飲んでいたら
パトカーが止まって警察官がやってきた。
私が列車待ちの外国人だと知って、説明するような口調に変わった。
もう少しで連行（！？）されるところだった。
アルコール類はコンビニや酒店で買えるが、
レストランや自宅などの屋内で飲まなければならないそうだ。
タバコはどうかというと、屋内はどこも禁煙になっている。
つまり、公衆の面前で飲まなければならないということになる。
カトヴィツェ駅
駅構内で、
鳩が止まっていた。迷い込んだようだ。
汽車からの風景。
まったく一般的な民家を撮影している。
どの家も広々とした庭がある。
日本の住宅は、庭らしい庭がなく敷地一杯に家が建っている。
かつて、日本人の家はウサギ小屋のように小さいと
ＥＣ共同体が盛んに悪口を流布し、世界的に認知してしまったが、
実は、日本の住居の一軒あたりの平均床面積は世界第5位である。
決して小さくない。
≪一軒あたりの平均床面積（世界の統計2006）≫
１位 アメリカ 162��
２位 ルクセンブルク 126��
３位 スロベニア 114��
４位 デンマーク 109��
５位 日本 95��
しかし、ここでは国別の家屋の大小を論じたいのではなくて、
住居のイメージ的な豊かさを考えてみたいのである。
第１位の米国でも平屋で小さい家は無数にある。
しかし、米国ではそのような小さな家でも
３００坪から６００坪ほどの敷地の中に納まっている。
小さくとも広々とした緑に囲まれていると
見た目には堂々とした「お屋敷」に見える。
ポーランドでも家屋と敷地が
ほぼ同じくらいの広さであることはほとんどどない。
グーグルマップで日本の住宅地を眺めると庭など全く見えず
ただ家屋が隣接してひしめき合っているようにさえ見える。
再度いうが、日本の家は決して小さくはないが、敷地は狭い。
しかし、敷地の狭さは日本だけでなく
アジアではどこも似たようなものではある。
ポーランドの家は広々とした「豊か」な庭がついている。
学生に聞けば、
ポーランドは土地が余っている。
汽車で旅すればそのことがよくわかる、という。
ポーランドの面積：312,679km2（平地は国土の９５％）
日本の面積：377,962km2（山地が国土の７５％）
ポーランドの人口：3848万5779人
日本の人口：1億2535万8854人
日本の国土はポーランドよりも少し大きいくらいだが、
山地が多く住居に適さない土地が多く、
その上、人口はポーランドの３倍以上もいる。
線路沿いで工事中が多い。
線路のメンテナンスをしているようだ。
どこもかしこもやっていて、
そのために汽車は時間がかかり使いにくいものになっている。
日本の交通システムとは雲泥の差があるが、
近隣に高速鉄道先進国のドイツやフランスがあることだし、
欧州からの巨額の融資も期待できる。すぐに高速鉄道網が敷かれると思われる。
実際、２０２０年にはポーランド初の高速鉄道が開業の予定である。
琥珀ブログ 平成２３年３月２０日 初製作
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