Produced & Photographed by Matsutora


聖土曜日
平成27年4月4日
HOLLY SATURDAY

April.4.2015




復活祭の前日の土曜日は、
英語ではHoly Saturday、the Great Sabbath, Black Saturday、Easter Eve、
Joyous Saturday、the Saturday of Light、Easter Saturdayなどといわれている。
ポーランドでは、Wielka Sobota(聖土曜日)といわれ、
ピサンカ(pisanka) と呼ばれる模様を描いた色つきゆで卵を、
イースターバスケットに入れて教会に行き、聖水でお清めしてもらう習慣がある。
鶏卵を、たまねぎ、赤ビートなどと一緒にゆでて、殻に紅色や茶色に色づけをし、
その後木刀などで模様付けしたものである。
ポーランドで流通している鶏卵は、
白玉ではなく褐色玉がほとんどなので、簡単に色がつく。
このイースターバスケットには、
色付きゆで卵だけでなく、7種類の食物が入っているのが伝統で、
パンは、キリストの聖体と幸運、卵は再生と生命の勝利、
塩は生命をもたらすものなどそれぞれに象徴するものがある。
こうして祝福を受けた食べ物が、復活祭の朝、真っ白いテーブルクロスの上に並ぶ。
和やかな雰囲気の中で、家族全員がハムやソーセージ、パテ、ルラード、ロースト ポーク、
各種の鶏肉料理、卵、ケーキなどが豪華に並んだ食卓を囲むのである。
ピサンカは、イースターエッグともいわれ、復活祭のとても重要なアイテムである。
古代より、卵はウサギとともに、復活と子孫繁栄のシンボルとされているためである。
この時期、ポーラドだけではなくて、キリスト教国ではどこも、
色付き卵やウサギの形をしたチョコレート菓子などが大量に売られている。
このピサンカの習慣は、キリスト教受容以前の歴史に由来するものらしい。
ポーランドでも、はるか異教の時代から、春の訪れを祝う伝統行事として、
このピサンカをおまつりする習慣があり、
キリスト教受容以降に、復活祭の行事と融合したようだ。



 
我キャンパスの教会に車や人が集まり始めた。
 

ピサンカの入ったイースターバスケットを聖水でお清めしてもらうために集まっている。
 

 

イースターバスケットは布巾が掛けられている。
 

 

 

写真撮ってもいいですよ〜。
 

 

 

イースターバスケットの中を見せてもらってもいいですか?
 

いいですよ、どうぞ。
 

 

この人たちは何だろう?
 

こちらをちらちら見ながら楽しそうに走りまわっている子供たちがいたので、
写真を撮らせてもらった。
 

教会内部。
昨日、偶然この教会内部を覗いていた。
中央の祭壇下に白布で覆われた棺桶のようなものがあったので、
てっきり葬儀をしているのかと思っていたが、
 

白布は取り除かれて、例の男たちは衛兵だった。
 

キリストの遺体の人形。
 

儀式が始まった。
 

司祭が教会内を聖水でお清めする。
 

聖水を振りまいて、イースターバスケットは清められた。
 

ものの数分で儀式が完了し、
 

人々も帰路に着いた。
 

 

 

 

 

清めてもらいました。明日の朝みんなで分けて食べます。
 

飾りが可愛いくできましたね。
 

 

 








 
 琥珀ブログ  平成23年3月20日  初製作
free glitter text and family website at FamilyLobby.com
 © 2015-2025 KOHAKU BLOG. ALL RIGHTS RESERVED.