Produced & Photographed by Matsutora
水の時計
平成27年7月7日
WATER CLOCK MONUMENT
July.7.2015
大阪駅に「噴水」の時計がある。
上部から水滴が落ちてくるが、その水滴が絵柄になっている。
さらに日本語をはじめ、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、ドイツ語、
フランス語、ベトナム語、インドネシア語 (マレー語)の10か国語で「ようこそ」と表示する。
驚くべきことは、なんと時間を表示する数字も現れる。
その時刻は刻々と変化する。まさに水滴でできた時計である。
米国を代表するテレビ局の1つ、CNN は、2014年8月に、ロンドンの「ビッグベン」や、
モスクワの「クレムリン宮殿」の時計塔とともに「世界で最も美しい12の時計」に選んだ。
歴史や伝統を感じさせるクラシックな時計の数々に、
1つだけ混じったハイテク機器は異彩を放っている。
このハイテク時計は、
大阪の噴水メーカー、光栄の「Space Printer(スペースプリンター)」という技術である。
水の糸を無数に並べ、1本1本を個別に制御して、空間に文字や模様を描き出すというものである。
操作は PC から行うことができ、好きな図柄を文字通りプリンターのように浮かび上がらせられる。
水を循環させながら効率よく使えるため、エコの観点にもかなう。
この水の時計と同じ、Space Printer を採用したオブジェは広がっている。
2008年、2009年にキャナルシティ福岡で登場した「水のカーテン」や、
2008年に刷新した近畿日本鉄道の京都駅高架線下店舗「みやこみち」にある「水景」がある。
また、CNN が水の時計を取り上げてからは、光栄への海外からの問い合わせが増えているそうで、
ロシアや中東のドバイなどから相談があったというが、実はすでにポーランドにもある。
間違いなくSpace Printerを採用しているショッピングモールがポズナンかグダンスクにあった。
その噴水を撮影したが、残念ながらうまく撮れていなかった。
大阪駅
大阪駅から見える梅田スカイビル。このビルも世界的に人気がある。
大阪駅構内。伊予灘(愛媛県)の観光ポスターがあった。
そういえば、大阪の飲食店で伊予灘に行ったという話を店の人がしていたが、
このポスターも影響しているのかもしれない。
水の時計。
参考:大きな写真(Big Size Picture)
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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