Produced & Photographed by Matsutora
チャンアン洞窟川下り
平成29年2月26日
TRANG AN GROTTOES
FEBRUARY 26. 2017
ベトナム北部の紅河デルタ地帯に位置するニンビンに、
世界遺産「チャンアンの景観複合体」がある。
ニンビンはかつて、ベトナム北部を支配した丁朝(966年 - 980年)が、
王朝を開き、その後も数々の王朝の首都となった古都である。
「チャンアンの景観複合体」は、ベトナム唯一の複合遺産として、
2014年、世界遺産に登録された。
これは、奇岩(自然)と寺院(文化)の融合が認められたこそである。
チャンアンは、中国の桂林やベトナムのハロン湾に似たタワーカルストが林立し、
無数の洞窟が点在するカルスト台地で、
「ベトナムの桂林」や「陸のハロン湾」の異名をもつ。
この地区には、チャンアンだけでなく、
タムコック、ビックドンなどにも同様の風景区があり、
それらが総合されて「チャンアンの景観複合体」を形成している。
2億年以上前、ここは海底にあり、生物の死骸などが堆積して石灰層となった。
それが隆起し、海上に現れる。
さらに雨水や地下水が長期間で浸食し、大小の奇岩と峡谷を造り出した。
タワーカルストという塔状のカルストやカレンフェルトという尖ったカルストが林立し、
断崖絶壁と共に独特の景観を形成している。
多くの洞窟が存在し、チャンアンには500以上の洞窟と30以上の谷もある。
鍾乳洞では、3万年前から住んでいた原住民による壁画や遺物が見つかっている。
また、自然を利用したチャン祠などの寺院もある。
景観の美しさが有名なのはもちろんであるが、
湖面に浮かぶスイレンの花がピンクの花が咲き乱れるときは、
仙界のようだとも言われている。
チャンアンに近づくと林立したタワーカルストが見えてくる
タワーカルストに囲まれた村
村人の家
ベトナム上空からベトナムを見た最初の印象は、
「可愛い街」というものであったが、地上から見てもやはり作りが可愛い。
たしかに「陸のハロン湾」
チャンアン洞窟川下りの出発地点に到着
広大な駐車場にたくさんの観光バスが駐車している
迷子にならないようにバスごとに異なった帽子をかぶる
旗を持っている人が添乗員
寺院(写真奥の建物)かと思ったら洞窟川下りの切符販売所だった
切符販売所はたくさんの人で満杯状態だった
時間を調整して、少し空いてきたころに入る。
「謹賀新年」の垂れ幕がかかっている。
このような垂れ幕は新年の1か月間ほど掛けているようだ。
洞窟川下り乗り場
松虎も乗った
後方は洞窟川下り乗り場と切符販売所
写真左下に洞窟の入り口が見える
洞窟入り口
「やあ!会いましたね!」
東南アジアの川としては綺麗な水が流れている
水中には水草が繁殖している
川岸に日本のススキと酷似した植物があった
ベトナムのススキはパンパスグラスのように大きいススキが多い
これは小ぶりで日本のススキの大きさだった
2番目の洞窟
「あっ、また会いましたね!」
「や〜、や〜〜」
「あっ、こちらはヴィンさんだ!」
3番目の洞窟
川下り途中での上陸
ベトナムの農家(展示)
再び出航
カルストタワー(山)に空洞が見える
4番目の洞窟
今日1日中、松虎に離れずにそばで通訳してくれたチュオンさん。
松虎さん、お疲れなのか変な顔してますね〜。(^_-)-☆
《後日記録》
世界遺産「新春スペシャル!空から見る地球」
2018年1月7日(日) 18時00分〜18時30分
上の番組を見ていたら、チャンアンの川下りが映った。
この渓谷にこのような丸い島が20ほどあるらしい。
四方から水が流れ落ちてくるので、中洲が丸くなるらしい。
但し、川下りでは見れないし、ヘリコプターも入らない。
ドローンでしか撮影できないらしい。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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