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中秋節のパーティー
平成29年9月28日
MID-AUTUMN FESTIVSAL PARTY
September 28. 2017
日本では、旧暦8月15日を「十五夜」と呼び、お月見を楽しむ習慣があるが、
これは中国の「中秋節」が由来となっている。
この「中秋節」がベトナムにも伝わり、ベトナム独自の発展を続けている。
元々は中国や日本と同様、月を愛でる日だったが、
ベトナムでは「Tet Thieu nhi〔節小児〕」と言われ、 子供のための日 にもなっている。
これは、さほど古くないようで、一説によると、
故ホー・チ・ミン主席が毎年中秋節に全国の子供たちに手紙を送っていたことから、
徐々に子供のための日という認識が広まっていったようだ。
中秋節の発祥についてははっきりしていないようだが、
その起源は中国の春秋戦国時代(紀元前770〜紀元前221年)にまで遡るようだ。
元々は収穫を喜び、収穫後の一休みという意味合いがあったと考えられ、
日ごろの労をねぎらい、家族でゆっくり過ごす日とされたようだ。
ベトナムの中秋節の習慣に関する19世紀ごろの記録によると、
祖先にお供えをした後、宴会をしながら月を愛でる習慣があったようだ。
お菓子や果物もたくさん用意され、女の子たちはパパイヤを削って花を作ったり、
米粉を練ってエビや魚を作ったりして、手先の器用さを競い合ったりした。
また、子供たちは馬や魚、蝶々など様々なものを紙で作って遊んだり、
綱引きをしたり、夜になると灯篭と太鼓、
銅鑼を手にもって村を練り歩いたりしたのだそうだ。
現在の習慣では、祖先に特別なお供えをしたり、
宴会をしながら月を愛でる姿はあまり見られなくなったそうだ。
中秋節といえば、19世紀の記録にもあった灯篭(提灯)がつきものだ。
昔は紙製が一般的だったが、現代になると灯りがきれいに見えるセロファンが登場し、
乗り物やキャラクターものの電気仕掛けで音楽が鳴るプラスチック提灯など、
様々な種類のものが出回るようになった。
各小学校では中秋が近づくと、灯篭を買って学校に持っていき、皆で中秋の歌を歌ったり、
中秋にちなんだ遊びをしたり、お菓子が配られたりするそうだ。
近年は、各街区の人民委員会や党支部が主催して、子供たちのイベントを開催している。
行われるのは中秋節の前夜、旧暦8月14日。
特設ステージを設置して、子供たちの歌謡ショーなどを行い、お菓子や飲み物を振舞う。
また、中秋には日本では獅子舞と呼ばれている
「mua lan(ムアラン=麒麟舞)」が欠かせないアイテムになっている。
中秋節のパーティー会場




子供の日でもあるので、家族全員が招待される。
子供のためのパーティーの色合いが濃い。









パーティーの開始





























マジックショー










チェイン先生とご主人。お二人とも日本が喋れる。

参加者はみんな月餅ももらいました。


松虎ももらいました。

貰った月餅

琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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