Produced & Photographed by Matsutora


ベトナム民族学博物館
平成29年3月5日
VIETNAM MUSEUM OF ETHNOLOGY
 
MARCH 5. 2017



 
ベトナムには、全人口の約86%を占めるベト族(キン族とも言われる)から、
400人程の少数民族まで、全部で54の民族が居住している。
それらの民族について知ることのできるこの博物館は、
銅鼓をイメージした丸い建物で、館内の多くの展示物の他、
裏手には11の民族の家屋が移築され、実際に家の中に入ることもできる。



 
 

各民族の写真を展示
 

 

オハグロもあります。
 

祭りのときに使うらしい。山車のようなものらしい
 

魚を捕る道具
 

 

 

 

 

 

衣装ダンスかと思ったら、米櫃らしい
 

ベッド
 

ベッド。パソコンの男性は無関係
 

台所
 

こちらも寝室。ベッドなしの日本式。子供は観光客で遊んでいる
 

 

雨樋がある
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水上人形劇の人形
 
 
バーナー族の集会所
ニャーロンと呼ばれ、大変大きく美しい高床式の建物である。
このニャーロンは、2003年にコンルバン村(中部高原コントゥム市)の
バーナー族によって建てられたもの。
高さ19mで、約1階分の高さもある梯子を上り家の中に入る。
屋内は広い空間で屋根の高さを実感できる。
ニャーロンは、様々な行事や来客を迎える場として使われる。
夜間は村の警備のために、未婚の若い男性が寝泊まりするそうだ。
バーナー族を始めとした中部高原の民族によるゴング(銅鑼)の演奏は、
2009年に世界無形文化遺産に登録された。
参考:ベトナム中央高原におけるゴングの文化的空間(世界文化遺産)

 
 
エデ族の民家
特徴は母系制大家族で、祖母を中心に娘、孫娘の家族が共に暮らす。
家族が増えると家を増築し、長くなる。高床式であるが、床の高さは低めである。
家の柱や梁には、女性の乳房(女性の地位が高いことを表す)や三日月、
動物など様々な彫刻が施され、家主の富を表している。
 

中に入って最初の大きい部屋
来客用の長いベンチや、ジウカンと呼ばれる酒の壺がいくつも置かれている。
居間は家全体の半分ほどを占め、美しい装飾が集められている。
 

ジウカン。細い竹の棒がストロー代わりになっている。
 

 

奥にはそれぞれの夫婦の小部屋と裏玄関が続いている。 
以前は長さが約200mの家もあったようだが、現在は大家族の習慣は少なくなっている。
 

ジャライ族の御霊屋
御霊屋とは、葬儀の際に建てられ、”レ ボ マ”と呼ばれる儀式が行われる。
”ボ”は「放棄する」、”マ”はお墓の意味で、
家族などが二度と御霊屋にお参りに訪れることをしないという意味だそうだ。
綺麗に保つために手入れなどもしないため、年月と共に壊れていくそうだ。
この御霊屋は、ジャライ省に住むジャライ族によって1998年に造られた。
30名の遺体が埋葬されているそうだ。。 周りを取り囲む妊婦などの木像は生命力を表し、
内部には、あの世で使うための食器や生活用具が置かれているらしい。 
 

 

 

屋根の上の装飾は、儀式の様子が描かれている。
 

 





 


 
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