Produced & Photographed by Matsutora


文廟(世界遺産)
平成29年2月18日
TEMPLE OF LITERATURE
 
FEBRUARY 18. 2017



 
1070年に建設された文廟は、孔子を祀る孔子廟であるだけでなく、
1076年〜1946年まで、敷地内にベトナム初となる大学「国子監」が設置されていたため、
地元の人から学問に関するご利益がある場所として親しまれている。
立派な門構えやレンガで囲まれた緑豊かな敷地内には、
季節の花々が咲きほこる造園や池もある。
中でも一番の注目はティエンクアン池の左右両側に並ぶカメの石碑。
このカメは、科挙合格者の氏名が刻まれた「進士題名碑」を背中に載せており、
これらのカメの頭を撫でると試験に合格出来ると、長年「ご利益カメ」とされてきたそうだ。
並ぶ82のカメの石碑の頭部だけが黒光りしている様からも、
これまで何百、何千万人の人に撫でられてきたであろうことが容易に想像できる。
だが、2010年にユネスコの世界記録遺産に登録されて以降、
これらのカメに触れることが出来なくなった。
だが、孔子像がある大聖殿の手前にある拝殿の祭壇脇にカメの上に建つツルの銅像がある。
今は、このツルの下で頑張るカメがご利益カメの代わりとして
訪れた人は触って帰っていくようになった。



 
文廟の入口
 

 

 

植木は龍に選定されているようだ
 

 

初めて見たベトナムの鐘
 

 

 

夜間には明かりが灯る
 

ティエンクアン(天光)池
 

 

ティエンクアン(天光)池の左側
 

ティエンクアン(天光)池の右側
 

左右の建物中にはこのような石碑が保存されている
 

 

この石碑はカメの台座の上に置かれているのでカメの石碑といわれている。
石碑には科挙合格者の氏名が刻まれている。
 

 

大聖殿
 

大聖殿右側
 

大聖殿左側
 

一部はお土産売り場になっている
 

土産売り場
 

 

大聖殿前にて
 

大聖殿内部
 

校外学習に来ている小学生。大変お行儀が良い
 

頭が良くなるために触る人が絶えない
 

孔子像
 

 

 

 
 
ハノイのシンボルといわれている奎文閣(けいぶんかく)。
1805年グエン(阮)朝時代に建立されたもので、
2階には四方に奎星(けいせい)を象徴したといわれる丸い窓がある。
 

奎星は、文学をつかさどる星といわれることもあり、
ここでは天上の孔子をさし示していると思われる。
 

 

 





 


 
 琥珀ブログ  平成23年3月20日  初製作
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