Produced & Photographed by Matsutora
羽根のような果実
平成30年4月8日、28日
FRUITS LIKE A SHUTTLECOCK
April 8 & 28, 2018
フタバガキ(Dipterocarpus retusus)は、
日本にはなく、世界の熱帯に自生する。
特に熱帯雨林に多い樹種で、木材はラワン材として利用されているが、
生長が遅いため乱伐や乱開発により絶滅が危惧されるものも少なくない。
また有名なサラソウジュ(インド沙羅)もこの科に属する。
サラソウジュ(インド沙羅)の果実にも羽根のような額がついている。
フタバガキという和名は、柿のような形をした小さな果実に
羽根突きの羽根のような額が2枚ついていることによる。
4月8日



よく見ると綺麗な羽根のような形をしている。

試しに、つまんでいた指を離すと、一度も回転もせず落下した。

それから、20日後の4月28日
指を離すと、羽根のように回転して落下した。
形状も回転も羽根と同じである。
羽付きの羽根は、この額付き果実を参考にしたんじゃないかと思うくらいである。

枯葉のように見えるが、枯葉ではなく羽根つき果実。



時期が来て、風が吹くと、桜吹雪のように舞いながら落下する。

童心に帰って楽しくなる。




1日でこんなに落下する。


桜のように長くは見れない、
ゴールデンウイクーの海外旅行はホーチミン市にすると、
世にも珍しいフタバガキの果実の乱舞が見られます。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作

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