Produced & Photographed by Matsutora
東大寺
平成31年2月10日
TOUDAIJI TEMPLE
February 10, 2019
これらの鹿は、国の天然記念物に指定されている野生動物で、
決して飼育されている動物ではあない。
奈良公園周辺に1,180頭(平成28年7月現在)が生息している。
これだけ多くの野生の鹿が人間と共存している街は、世界でも奈良だけのようだ。
いつどうして野生の鹿が生息するようになったのか?
言い伝えによると、奈良に鹿がやってきたのは、今から1,300年前の710年(和銅3年)。
奈良に平城京が作られ、春日神社を建立する際、貴族たちは都を守護する神様として、
武勇の誉れも高い神、武甕槌命(たけみかづちのみこと)をお招きしたが、
茨城の鹿島神宮に住んでいた武甕槌命は、鹿島の森に住む白い鹿にまたがって
奈良へ向かい、長い長い旅を経て奈良へと到着したのでした。
この時、乗ってきた“神鹿”と呼ばれる一頭の白い鹿が、
春日の森で子孫を増やしていったと伝えられている。
琥珀ブログ 平成23年3月20日 初製作
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