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カオダイ教総本山
令和3年1月23日

THE HEAD TEMPLE OF CAODAIST SECT
January 23, 2021




ホーチミン市から北西約100kmのタイニン省ホアタイン市に総本山がある。
信徒数は約100万から300万と言われ、
タイニン省の人口の7割あるいは3分の2がカオダイ教の信者だと言われる。
カオダイとは漢越語で「高台」である。
ベトナム道教の最高神玉皇上帝のことであり、
総本山教会堂の祭壇中央に信者を見下ろすように設置される目玉は、
カオダイの神の目である。
これは天眼と呼ばれ「宇宙の原理」「宇宙の至上神」の象徴とする。
この目玉はカオダイ教のシンボルマークでもある。
教義では、キリスト教的な要素、特に聖職者の階級制度を採用していると
言われるなどカトリックの側面が見られる一方で、
古来からの精霊崇拝の要素も見られる。
孔子、老子、釈迦、観音菩薩、キリスト、ムハンマド、さらには李白、
太上老君(老子)、ソクラテス、トルストイ、
ヴィクトル・ユーゴーなどを聖人や使徒と仰ぐ。
1959年に死去したファン・コン・タックという人物が
カオダイの教祖として祀られている。
タックはキリスト教徒であったが仏教、儒教、老教、キリスト教に
神道を束ね世界の救済を行ったとされている。
カオダイは第1回目の人類救済のために釈迦の姿を借り現世へ現れ、
第2回目はキリストと老子の姿を借りて現れた。
現在、3回目の人類救済のために東西諸宗教を統合したとされている。
次の写真の建物が総本山教会堂である。






総本山教会堂に入る人々


入り口が男女別になっている。


天眼
































総本山敷地内は広大で用途に別に各種建物がある。
















































































総本山敷地内














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