
Produced & Photographed by Matsutora
外出禁止令解除
令和3年9月10日
LIFT STAY-AT-HOME ORDER
September 10, 2021
今まで、ゼロコロナでシンガポール、ニュージーランド、
台湾、中国、ベトナム、オーストラリアが粘ってきた。
少し前まではタイやマレーシアもゼロコロナで頑張っていたが、
すでにゼロコロナを断念している。
さらに、オーストラリアに続いてシンガポールも
ゼロコロナの夢を捨て、ウィズコロナに方針転換した。
ベトナムもこれに続くかのようだ。
シンガポールのリー首相は演説のなかで次のように述べている。
「長期都市封鎖をしたところで、
もはやCOVID-19の感染をゼロにすることはできない。
そこで、次段階ではインフルエンザや水ぼうそうのような
エンデミック(風土病)になる前提でCOVID-19に備える必要がある。
幸いにもワクチンと予防強化をもってあたれば
ウイルスと共存する社会になることも可能だ」
つまりゼロコロナでなくて、ウイズコロナでやっていくということだ。
シンガポールも厳しい都市封鎖をしていたが、デルタ根絶は無理だと認識したようだ。
ベトナムも5月から段階的に都市封鎖をしているが、感染爆発から抜けきれず、
8月23日からは外出は一切してはいけないという厳しい都市封鎖を始めた。
8月25日の新規感染者は10,811人だった。
その後も15,000~10,000人くらいの間で増えたり減ったりしている。
外出禁止の厳しい都市封鎖から17日後の本日の新規感染者数は12,420人である。
この17日間は爆発的に増えていないが、高止まりで減ってはいない。
外出禁止令の効果はあまりなかったのではないかと思えてくる。
事実、都市封鎖をしていない日本のほうが感染者が少ないというのは皮肉なことだ。
私たちには捉え切れていない感染の盲点がどこかにあるんじゃないかと思う。
ベトナムの外出禁止令は十分な効果を発揮しないまま
当初の終了予定日の9月15日に終えるようだ。
16日からは先月22日までやっていた1段階低い都市封鎖に戻るようだ。
日本大使館からの連絡によると、ベトナム政府は次のように発表したそうだ。
「9月16日からスーパーマーケット、コンビニエンスストア、食料品店、
医薬品販売・生産施設、医療機材及び物資は、市民の商品、必需品や薬品の需要に
対応できるよう毎日6時から21時まで営業・活動を許可する」
やっと食料品と薬は買いにいけるようになるが、食堂や床屋はまだ閉まったままだ。
また、郵便・通信事業は再開するらしいので、
日本の会社が送ったという新クレジットカードも届くかもしれない。
結局現在、コロナゼロを目指している国は、ニュージーランドと台湾と中国の3カ国になったが、
感染1名で都市封鎖を開始したニュージーランドはまだあきらめていない。
最大都市ウエリントンでは9月中旬まで続く見込みだそうだ。
写真はアパート前の道路。車が少し見えてきた。

アパート内の階段
運動不足解消のために、
この階段を登ったり降りたりしている。
地下1階から5階まで100段で、1日2往復している。

その後すぐに、ニュージーランドも台湾もゼロコロナをあきらめた。
ゼロコロナは北朝鮮と中国だけになったが、
主催者側発表なので真偽のほどはわからない。(後日記録)

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