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ベニサガリバナの紅葉
令和3年11月17日

AUTUMN LEAVES OF INDIAN OAK
November 17, 2021




  日本のような紅葉は熱帯では見られないが、
注意して観察すると、紅葉らしきものがあった。
ベニサガリバナの紅葉だったが、
全てのベニサガリバナが一斉に紅葉する
わけではなく木によって紅葉する。
ベニサガリバナは日本では稀な木であるが、
東南アジアや南アジアではよく見られる花で、
ベトナム語名は一般的に「Lộc vừng (ロックヴン)」と呼ばれている。
名前に福禄寿(Phúc Lộc Thọ)の「禄(Lộc)」の字が入っているので、
縁起の良い木とされており、家の前やオフィスビルの前に植えると
風水的にとても良いそうで、対になるように植えられたりしている。
縁起の良さと赤い花の美しさからよく盆栽にもされている。
ベニサガリバナが咲くのは日が暮れ始めてから夜の間だけ。
朝周囲が明るくなってくると花が落ちてしまう。
曇り空であれば夕方早い時間から花が開き始めるので、
日が落ちる前に花を楽しむことができる。
開花時期は5~12月頃で、年2~3回花をつける。
熱帯地方では宴会やパーティーは日が落ちてからすることが多い。
また蛾などの夜虫が少ないので夜間のガーデンパーティーは快適であるが、
ベニサガリバナはパーティーに花を添えてくれる。
次の写真は11月の普通の街角。紅葉はない。


注意して探すと紅葉らしきものがある。






落葉もある。


紅葉とともに花枝も伸びている。






夜間には花開く。













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