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台湾研修 ��
平成２３年５月５日〜５月１５日
台湾研修に行ってきました。５月５日の夜行便で東京に行って翌日台北に飛びました。
この研修は３本柱があります。
一つ目は台湾総合研究院で東アジアの安定と繁栄などを目的とした講義です。
二つ目は八田与一慰霊祭の参列です。
八田与一というのは日本統治時代の台湾で農業水利事業に大きな貢献をした人物です。
彼の功績は世界遺産にしようという動きがあります。
５月８日の故八田与一氏の命日にあわせて八田与一記念公園が開園しました。
この模様は日本の新聞やテレビで報道されたようです。
三つ目は澎湖島訪問でした。
澎湖島は中国大陸と台湾の中間にあります。
昔から海上交通上および戦略上重要な位置を占めていました。日本軍の名残もあります。
大変有意義な研修旅行でしたが、
残念なことに予定されていた李登輝前総統にはお会いできませんでした。
李登輝前総統は５月１日に肺炎で入院されました。現在も入院中です。
お命には問題はないということですが、
すでに８８歳になられましたので予断を許さない状態です。
前総統が再びお元気になられて、
私にも訪台の好機が巡り合わせましたら再度訪台したいと思っています。
台湾総合研究院
このビルのなかに研修室があります。
台湾総合研究院はシンクタンクです。
この写真は自分の席で撮影したものです。
『コ』の字型になった研修生席の右側の一番前の席をもらいました！(^_^)v
講師は許世楷（きょ せいかい）先生です。(^_^)v
元駐日大使（台北駐日経済文化代表処代表）、津田塾大学名誉教授
黄昭堂（こうしょうどう）先生
元総統府国策顧問（アメリカでいえば大統領ブレイン）、台湾独立建国聯盟主席
黄天麟（こうてんりん）先生
元第一銀行頭取、元総統府国策顧問、持論の『周辺化論』は説得力があって素晴らしい
阮美妹（げんみす）先生と蔡焜燦（さいこんさん）先生
中央の女性が『台湾二二八の真実』の著者である阮美妹先生
左の男性が蔡焜燦（さいこんさん）先生
司馬遼太郎の著書『街道をゆく−台湾紀行』では
老台北（ラオ・タイペイ）という名前の案内役で登場する
『台湾人と日本精神（リップンチェンシン）』などのご自身の著書もある。
元々は著名な実業家
黄智慧（こうちえ）先生
台湾中央研究院民族學研究所研究員、著書『台湾原住民族の現在』など
高砂義勇兵記念碑の行政訴訟の原告
李明峻（りみんしゅん）先生
台灣國際法學會副秘書長、行政院公投審議委員會委員、台湾大学教授
（女性は上述の阮美妹先生）
謝雅梅（しゃ がばい）先生
エッセイスト、テレビキャスター、大学講師、日本語の著書もある
ツーショットで写真を撮ったが、たいへん残念ながらぼやけていてた
大変聡明で心優しい人柄です。
黄文雄（こう ぶんゆう）先生
評論家、拓殖大学教授、主権回復を目指す会顧問
世界戦略総合研究所評議員、日本語での著書多数
八田與一慰霊祭
八田 與一（現在の八田与一、はった よいち、1886年2月21日 – 1942年5月8日）は、
大正期から昭和初期にかけて活躍した水利技術者。
日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られています。
與一は現在の金沢市今町の出身。東京帝国大学工学部土木科を卒業後、
台湾総督府内務局土木課の技手として就職した。
台湾では初代民政長官であった後藤新平以来、
マラリヤなどの伝染病予防対策が重点的に採られ、與一も当初は衛生事業に従事し、
嘉義市・台南市・高雄市などの各都市の上下水道の整備を担当した。
その後、発電・灌漑事業の部門に移った。
與一はわずか28歳で当時着工中であった桃園大圳の水利工事を一任されたが、
これを見事に成功させ、高い評価を受けた。
與一は台湾南部の嘉南平野は台湾の中では広い面積を持っていたが、
灌漑設備が不十分であるために
この地域にある15万ヘクタールほどある田畑は常に旱魃の危険にさらされていた。
そこで與一は、総工費5,400万円を要した工事を指揮し、満水面積1000ha、
有効貯水量1億5,000万m3の大貯水池・烏山頭ダムとして完成し、
また水路も嘉南平野一帯に16,000kmにわたって細かくはりめぐらされた。
この水利設備全体が嘉南大圳（かなんたいしゅう）と呼ばれている。
当時は世界最大級のダムで現在世界遺産に登録する準備がなされている。
地元の台南市長のご挨拶があった。
日本の国会議員も多数出席されていたが、
與一さんの出身地の金沢市長が挨拶をした。
八田 與一さんは６人の子宝に恵まれましたが、
写真の女性が現存されている唯一のご子女（六女）。
八田さんと一緒に写真を撮った。
花を手向けました。
楽団は『星影のワルツ』を演奏していた。
まさにぴったりの選曲でしみじみと故人偲んだ。
澎湖島（ほうことう）訪問
日本軍もこの諸島を統治していたことがあった。
ところが、矢印の通りに行ってみると『日軍上陸記念碑』はない。
『日軍上陸記念碑』はその事を伝える文字が削られて、
その上に新しく『台湾光復記念碑』と彫られていた。
元々あった台湾をオランダや日本が統治したように、
蒋介石が率いる国民党が台湾を統治したのであるが、
元から住んでいた台湾の人々にとっては
国民党もオランダや日本と同じように外来政権であった。
新しい統治者が旧統治者を亡き者にするのは歴史上よくあることである。
国民党政権が『日軍上陸記念碑』を『台湾光復記念碑』に変えたのである。
李登輝総統の時代になって台湾の民主化が大きく前進した。
その社会情勢の変化で日軍の上陸を伝える看板だけが復活した。
一言で台湾といって片付けられない複雑な現実がある。
現在の馬英九総統は国民党であるが、
国民党の正式な名前は中国国民党であって台湾国民党ではないのである。
つまり台湾国民のための党ではなく中国国民のための党なのである。
馬英九総統の究極の目的は台湾を中国に併合させることである。
馬英九総統の亡き父が臨終の時には日頃からの父の悲願に応えてその事を父親に約束し、
父親の骨壷に“救国統一”と掘り込んでいる。
“救国統一”とは“中国と台湾の合併”のことである。
また、馬英九総統が総統選に勝利したときには
中国に対して自らを“総統”と呼ぶ必要はないといっている。
今年、中国から初めて留学生がやってきたが、
中国人留学生は馬英九総統を“馬さん”と呼んでいる。
つまり台湾のトップは中国主席であることを暗に示している。
台湾の行く末が案じられるが、台湾が中国に併合されると、
中国が次に自国化を狙ってくるのは尖閣諸島と沖縄である。
その次は日本本島である。荒唐無稽なことをいっているのではない。
中国の小学校の教科書の第１ページには、
かつて中国だったという地図が載せられているが、
その地図によれば日本もシベリアも東南アジアも中国領土になっている。
だから中国は日本は取り返さなければならない中国の領土なのである。
といはいえ韓国発行の地図も中国の北半分は韓帝国になっているものがある。
つまり孔子の生まれた曲阜も韓帝国なのである。
つまり孔子は韓国人だったという話に繋がるのである。
少しでも疑問がある方は調べていただきたい。
現在のネット社会は日本語でもインターネットを駆使すればかなりの調査が出来る。
さらに外国語が少し出来れば一個人が２０年以上前のまでのＣＩＡ並みの調査が出来る。
話が長くなっていますが、
台湾を守ることが日本を守ることになるということを是非認識していただきたい。
話し変わって、かつて『松島』という日本の軍艦がありました。
松島は日清戦争および日露戦争で活躍しましたが、
明治41年（１９０８年）、
遠洋航海の途中で寄港した澎湖諸島で謎の爆沈し２０７名が殉職しました。
その慰霊碑は舟形の帆のように鎮座していました。
澎湖諸島は廟（神社）の多いところです。この廟は台湾最古の廟です。
小さな村落ですが、整然とした町並みに廟がマッチして見事ですね。
夜の繁華街です。
琥珀ブログ 平成２３年３月２０日 初製作
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